牧場の朝発祥の地
オフィシャルサイトより
岩瀬牧場の歴史は明治の初めに遡ります。明治天皇の東北巡行の際に、鏡石、矢吹、須賀川に広がる原野2700町歩におよぶ地を天皇が側近の人に開墾について申し述べたことが開拓の発端となったといわれます。伊藤博文内閣が宮内省直営の開墾地所として開拓を始め、その後皇族方による経営に変わり、いわば「御料牧場」としての岩瀬牧場が誕生したのです。
1876年(明治9)
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明治天皇 第一回東北巡行の際、矢吹原を御通過。
1880年(明治13)
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宮内省御開墾所として開設される。(現在の岩瀬牧場の一帯)
1907年(明治40)
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オランダ王国レーワルデンの酪農家からホルスタイン種牛13頭を輸入する。記念に友好の『鐘』が贈られる。
1908年(明治41)
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輸入した1頭「ドラ12世」が子牛を生む。子孫16代になる。
1973年(昭和48)
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須賀川市立博物館から「牧場の暁」と題する紀行文を掲載した中学国文教科書を発見する。
1982年(昭和57)
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これにより『牧場の朝』の作詞者は杉村楚人冠と断定された他、当岩瀬牧場がそのモデルであると断定された。
1983年(昭和58)
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当岩瀬牧場に隣接す[鳥見山公園]の一角に唱歌『牧場の朝』の歌碑が建設され、町のシンボル・ソングとなる。
1987年(昭和62)
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オランダ使節団一行(アムステルダム・ブルメン両元市長夫妻)がファンドールン生誕150周年記念祭の帰路、当牧場に立ち寄る。
1993年(平成5)
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町商工会が国際化オランダ祭り65を開催。(以後、毎年開催)
1995年(平成7)
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駐日オランダ大使ローランド・デン・ベルク閣下が来町、当牧場に立ち寄る。かがみいし日蘭友好協会が結成される。
1996年(平成8)
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オランダのジャーナリストが来町、当牧場を取材する。
1998年(平成10)
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外務省の『日蘭架け橋計画』により、オランダ人一行28人が来町。県立岩瀬農業高校等と2日間にわたり懇談・交流する。
1998年(平成10)
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県立岩瀬農業高校とオランダ王国ユトレヒト州ホウテン農業高校との姉妹校提携を調印。(以後、相互交流を隔年実施)
1999年(平成11)
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ホウテン農業高校生徒並びに関係者等が来日、当牧場を見学。岩瀬牧場史蹟保存研究室が発足。唱歌「牧場の朝」の歌が、教科書改訂により消える運命となり岩瀬牧場関係者等で存続の署名運動を行う。
2000年(平成12)
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唱歌「牧場の朝」の署名を教科書会社に提出のため町長に委託。
2000年(平成12)
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岩瀬牧場史蹟保存研究室を母体にして、新たに次の組織が発足。名称『牧場の朝・オランダ交流会』として活動を開始する。
2000年(平成12)
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ライデンダイヤ凧づくり教室を開催。レーワルデン広場で凧上げ会を行う。
【岩瀬牧場史蹟保存研究室調べ】